みどりアートパークで6月26日、1964年に行われた東京パラリンピック大会の記録映画の上映が行われた。
開催まで残りわずかとなった東京オリンピック・パラリンピックの機運を盛り上げ、障害者スポーツを考えるきっかけになることを目的として、緑区役所地域振興課が主催した。
NHK厚生文化事業団・NHKが制作した記録映画は、64年のパラ大会の様子を詳細に記録していた。
選手たちの到着時や選手村の様子のほか、開会式や各種競技、閉会式などが映し出されていた。約20人の参加者は貴重な映像にじっくりと見入っていた。
NHK解説委員も登壇
その後は、NHK解説委員の竹内哲哉さんが映画の解説やトークを繰り広げた。竹内さんは3歳の時に発症した急性脊髄炎が原因で、車椅子生活を送っている。2001年にNHKにディレクターとして入局。福祉分野やパラリンピックなどを中心にドキュメンタリー番組を手掛けてきた。現在は、制作局副部長兼解説委員を務める。
竹内さんは、「まもなく行われるパラリンピックには、4400人が参加する。また、22競技、537種目が行われる」と述べ、64年に比べ、パラリンピックの規模は大きくなったことを説明したほか、今大会からバドミントンとテコンドーも正式競技になることなども伝えていた。成田真由美さんなど、神奈川県出身で今大会の日本代表に選出された選手なども紹介していた。
竹内さんは、障害者を取り巻く環境に関しても触れ「64年と今で、変わったことや変わっていないことを考えるきっかけになれば」と話した。
参加した70代の女性は「障害者スポーツを身近に感じることができた。パラ大会が楽しみ。テレビで一生懸命、応援したい」と笑顔を見せた。
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