東洋英和女学院大学横浜校地(三保町32)のキャンパス内を親子で散策しながら、自然に触れるイベント「よこはま森の楽校英和の森の自然遊び―もりっこ―」が開催された。全3日間で行われた同イベント。最終日の4日の午前の部には19組の親子が参加した。
また同大の人間科学部保育子ども学科の学生らが案内役となって、子どもに付き添い、親子に遊びや動植物の説明をした。
キャンパス内の竹林では子どもが、竹に石を投げて音を楽しむ「竹遊び」をする姿が見られた。また、キャンパス内の池では水底を虫取り網ですくい、エビやヤゴのほか、オタマジャクシを捕まえた。
参加した山本芽葦(がい)くんは「イトトンボのヤゴが可愛かった」と笑みをこぼし、「ヤゴって何を食べるの?」と質問を投げかける場面も。また、母親の真由美さんは「案内役の大学生が子どもと同じ目線で付き添ってくれて、子どもが自主的に行動できるイベントになっており、とても良かった」と話した。
イベントを実施した同大の山下久美准教授は「幼い頃から自然に触れていると、社会性や自己肯定感が高い人間になることが研究で明らかになっている。これからも子どもが自然を体験できる場を提供していきたい」と話した。
大学生の学びの場にも
コロナ禍もあり、今回初めて子どもと触れ合う学生も多かった。今回初めて参加した同大2年生の宗宮実日子さんは「子どもは一人ひとり興味があることが違って、動きが読めないため、案内するのが大変だった」と振り返った。また、昨年に引き続いて案内役を務めた同大3年生の成田果怜(かれん)さんは「子どもと同じ目線で、子どもが好きなものを一緒に楽しむことで、子どもの好奇心の大切さを学ぶことができた」と語った。
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