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緑区 人物風土記

公開日:2023.01.12

緑少年補導員連絡会の会長を務める
飯田 篤さん
青砥町在住 57歳

時代に合った安心作りを

 ○…約15年前、山下小学校のPTA会長の任期を終えたタイミングで誘われたのが少年補導員だった。以降、子どもが安心できる街づくりを目標に街頭パトロールを行ってきた。一方で「ネットが発達して、子どもが外に出なくなったため、最近は小学校への出張授業が活動のメイン」と話す。「犯罪の加害者や被害者にならないような道徳心や分別のある子どもが増えれば」と活動の意義を説明する。

 ○…福島県南相馬市出身。大学進学を機に上京した。会社役員を務めていた父親の影響もあり、大学では経営学を専攻。卒業後は大学での学びを生かしてアパレル関係の小売りチェーン店でバイヤーとして活躍した。バブル崩壊後は義父が経営しており、現在自身が代表取締役を務める「有限会社やま喜」に転職。青砥町の釣り堀「やま喜フィッシングセンター」で働き始めた。

 ○…「老若男女が気軽に釣りを楽しめる場を提供することが、私たちの釣り堀の役割だと思う」と話す。以前は釣り堀の愛好家が大半を占めていたというが、近年は家族連れや釣り堀初心者が増えた。そこで鯉やヘラ鮒より簡単に釣ることができる金魚の池を拡充させるなど、より客層に合った釣り堀へと変化させてきたという。「体の続く限り誰でも楽しめる釣り堀を提供し続けていきたい」と意気込みを語る。

 ○…出張授業では主にネット犯罪についての教室を開いているが、ネット犯罪はいじめや誘拐事件など多岐にわたるため勉強が欠かせないという。「ネットに関しては子ども達の方が詳しいこともあるが、やって良いこととやってはいけないことを大人が教える必要があると思う」と思いを語る。子どもたちの安心のために、時代に即した活動を継続していく。

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