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公開日:2023.07.13
全中陸上
2校から3人が全国へ
8月に愛媛県で開幕
8月に愛媛県で行われる第50回全日本中学校陸上競技選手権大会に、区内2校から佐藤蒼斗(あおと)君、片岡心さん、大野航平君が出場する。3人は7月1日、2日に行われた県予選会で標準記録を突破し、全国大会への切符をつかんだ。
田奈中からは佐藤君と片岡さんの2人が出場を決めた。
「目標だった全国大会が決まってとにかく嬉しい」と話す佐藤君(3年)は、小学校1年で始めたサッカーでの走力を上げることを目的に4年生の頃から陸上を始めたという。全国大会には3000mに出場。昨年まではラストスパートが弱く周囲の選手に置いていかれることが多かったというが、筋力トレーニングで体幹を鍛えるほか、徐々にペースを上げていく5000mのビルドアップ走やインターバル走でラスト1000mの走力を強化してきた。県予選では標準記録を約2秒上回る8分55秒12のタイムで優勝。全国では8位入賞を目指し「1人になった場合でもタイムを維持できるように練習を重ねたい」と意気込む。
砲丸投げに出場する片岡さん(2年)は中学に入ってから陸上を始めた。小学2年生からラグビーを続けており、片岡さんによるとラグビー競技で培った体幹の強さなどが投てきの際に役立っているという。昨年は新人戦で大会新記録樹立。県予選でも標準記録の12m50cmを大きく上回る13m55cmで優勝。体幹の強さのほかに片岡さんの強みは大きな大会でも緊張しない点。「色々考えると真っ直ぐ飛ばない」と話し、競技を行うサークル内に入る際も力を抜いてリラックスすることを心掛けている。構えてからも数秒間気持ちを落ち着かせるのがルーティンだ。「これまでの練習の成果をしっかりと出して自己ベストを更新して3位以内に入りたい」と目標を掲げて全国に挑む。
十日市場中から走幅跳で出場する大野君(3年)。昨年の記録は5m49cmだったが、100m走で11秒台という走力などを武器に記録を伸ばしてきた。また、腸腰筋を鍛える筋力トレーニングなどを重ね、自分の力をどうしたら最大限発揮できるかにこだわって練習に取り組んできた。試合当日のルーティンは、冷たいシャワーを浴びて朝食をしっかり食べ、カフェイン入りの栄養ドリンクを飲む事。県予選では自己ベストの6m59cmで優勝、標準記録を4cm上回った。「踏切時の精度を上げて7m以上の記録で入賞を目指したい」と笑顔で語った。
全国大会は8月22日(火)から25日(金)の間、愛媛県総合運動公園陸上競技場で開催される。
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