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緑区 人物風土記

公開日:2023.09.14

みどり「ひと・まち」スクールの修了生で、今月「ぷらっとkiricafe」で演奏活動を開始したアイリッシュハープ講師の
斎藤 尚代さん
港北区在住 63歳

ハープで結ぶ、地域の絆

 ○…「音楽には国籍や世代を超えて、人と人をつなげる力がある。ハープは古代から『癒しの楽器』と呼ばれていて、地域の皆さんと癒しの時間を共有できたら」。愛用するのは1・5kgほどの小さなハープ。9月7日、霧が丘にある「ぷらっとkiricafe」の一角で、BGMとしてハープの演奏活動を始めた。今後毎月1回、同店で演奏する。「演奏を通じて会話が生まれ、人とのつながりを広げることができてうれしい」

 ○…横浜市生まれ。クラシック音楽の評論をしていた父の影響で「音楽と共に育った」。ハープとの出合いは幼少期、テレビでハープ奏者を観たのがきっかけ。真っ白なドレス姿の女性奏者で「女神さまみたい。演奏も綺麗で、こんなに素晴らしい楽器があるんだ」と衝撃を受けた。

 ○…大学卒業後、電気関係の大手企業での法務担当などを経て、結婚後は20代でオランダに移住。「まるで人々が花と共に生きている。そんな素敵な雰囲気の街だった」と懐古する。帰国後、ハープの練習を始めたのは、子育てが落ち着いた10年ほど前。幼少期に抱いたハープへの思いが再燃し、著名なアイリッシュハープ奏者に指導を受けるなどして3年ほど前、インストラクターの資格を取得した。

 ○…多くの人に支えられてきた「恩返しとして、地域の役に立てれば」と考え昨年、生活圏内である緑区で、地域貢献に向けた学びの場「みどり『ひと・まち』スクール」に参加した。学びを通じてハープの魅力を伝える活動を思い立ち、今年、みどりーむでの「ちょっと先生」としてハープ講師を務めた。「皆さんの日常がちょっと楽しくなるお手伝いができれば。今後は多くの人とアンサンブルを楽しみたい」

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