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港北区版 公開:2011年4月14日 エリアトップへ

横浜市アマチュア無線非常通信協力会港北支部の支部長を務める 高野 博さん 菊名在住 68歳

公開:2011年4月14日

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非常時の頼れる”通信者”

 ○…大地震などの災害時、区内に28か所ある地域防災拠点と港北区役所を無線でつなぐサポートをする、ボランティア団体の港北支部長を務めて2年目。「あんなに大きい地震は初めて。こんな日が来るとは」。東日本大震災当日は、たまたま出張で福井県にいた。「こんな時に、支部長自らが区内で動けなかったのが残念」と悔しさをにじませる。

 ○…2003年に区役所と協定を結んだ同会。普段は、各防災拠点の備蓄庫に配備してある無線機のメンテナンスや、防災訓練に参加。震度5弱以上の地震が発生した際は、約50人いる会員がそれぞれ担当する拠点に向かい、区役所との情報受伝達を行う。「今回は、震度5弱や4だという情報が錯綜して、二の足を踏んでいる状態だった。震度情報の正確な取得が今後の課題」と分析。実際に無線が使用されるまでは至らなかったが、「電話回線が不通の状況で会員同士が無線通信できた」など、会として確かな手ごたえも得られた。

 ○…アマチュア無線歴は50年。18歳で電気系の大学に入学した頃からだ。「当時は、無線機を一から作ること自体が楽しみの一つでもあった。無線機を扱って、電波をオペレーションするのが楽しい」と笑う表情は、かつてラジオが子供たちの憧れのアイテムだった時代の”ラジオ少年”を思い起こさせる。「不特定多数の人と、色んな方法で無線通信する”手ごたえ”が魅力。天気の話から無線の話、プライベートな話まで幅広く会話してますね」。

 ○…今なお余震が続く状況で、会としての組織力を高めていきたい考え。「非常時下で、細々とでも情報が取れるようにお手伝いできれば。通信を任された者として会員のトレーニングも強化していきたい」。防災拠点によっては、担当会員数に偏りがあるという現状もあり、「無線に興味のあるボランティアの会員が一人でも増えてくれたら」。いざという時の心強い存在が港北区を支えている。
 

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