子育て中のママ達が中心となって、区内でエリア毎に作られている『子連れおでかけマップ』。港北図書館で先ごろ、各エリアのメンバーが一堂に会して「子育てマップサミット」が開かれ、作成時のエピソードやマップの意義について情報交換された。
港北区地域子育て支援拠点「どろっぷ」・区役所・区社協の3者が事務局となり、約3年前、菊名・大倉山をモデル地区にスタートした「子連れおでかけマップ」の作成。子どもを連れて訪れやすいスポットを”子育てママ”の視点で紹介しているものだ。「子連れ歓迎」「キッズメニュー有り」「オムツ替できるトイレ」など、アンケートやママ達自身が足を使って情報を集め、マークやコメントで地図に表示している。現在は、大倉山・菊名・樽町・日吉・大曽根・師岡の6エリアで発行されており、マップは「どろっぷ」や区役所などで入手できる。
今回のサミットは、港北・都筑・緑図書館の3館合同で企画された「マップ博in丘のヨコハマ」の一環で開催。各館それぞれで講演会を企画する中、港北図書館は『子連れおでかけマップ』を作る「Bマッピー」に声をかけた。すでに発行されている6エリアの各メンバーが一堂に会する機会が今まで無かったことや、新たに城郷小机・新吉田・高田の3エリアが企画進行中だったことなどから、今回のサミットが実現した。
当日は、作成メンバーや各地域の支援者ら、一般参加者など約30人が出席。各エリアでのマップ作成経緯や苦労したこと、楽しかったこと、一押しの特徴などを報告し、情報共有が行われた。
「地域と繋がった」
「Bマッピー」メンバーの意見で特徴的だったことは、完成したマップ自体はもちろん、作成する過程にも大きな意義があったということだ。
毎年、2万人を超える転出入がある港北区。子育て中の転入者が新しい地域への帰属意識を持ちにくい状況にある中で、マップづくりを通して「地域を知るきっかけになった」「商店街で、対面で買い物する機会も会話も増えた」「子育ての悩みを話せる場ができた」など、子育て仲間ができたり、地域に愛着をもてるようになったという。
特に、今年4月に発行された大曽根エリアのメンバーからは、「3月11日の大震災をはさんで活動していたこともあり、マップを作りながら災害に対して参加者同士で不安を話すこともできた。その後の地震や原発事故についても、相談できる地域の窓口の方に出会うことができた」との意見も聞かれた。
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