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港北区版 公開:2014年6月19日 エリアトップへ

「なつかし亭」として紙芝居を披露している 岸本 茂樹さん 高田東在住 65歳

公開:2014年6月19日

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「半径3mの宇宙」を作る

 ○…昭和20年代から30年頃、盛んだった街頭紙芝居を継承し「なつかし亭」と名乗り活動を続ける。毎月最終土曜日に横浜市歴史博物館で公演を行うほか、日本各地の学校や老人ホームなどに出向き披露。また、学生や子育てをする父親などに紙芝居を指導し、楽しさを伝えている。「スーパーで子どもに『紙芝居のおじさんだ!今日はどこでやるの?』って声をかけられることもあるんです」と笑顔を見せる。

 ○…定年まで横浜市役所に勤務。高齢者医療や介護医療に多く携わってきた。様々な要望を聞く中で、もっと直接、高齢者や地域を元気にする活動をしたいと考えたという。子どもの頃から街頭紙芝居を見ることが大好きだったこともあり、緑図書館の館長に就任後、自ら紙芝居を演じるように。本格的に始めたのは定年間際。ケアプラザや保育園などに出向き、活動を広げていった。「役所時代ではできなかった、人と人との隙間を紙芝居で埋められると思ったんです。相手に合わせた読み方を心がけています」

 ○…東京・渋谷区生まれ。銭湯で古老の話を聞くことが大好きだった。少年時代から、大衆芸能に興味を持ち、ラジオドラマを聴いたり、落語を聴きに行ったりしていた。現在は母と妻と子供2人の5人暮らし。趣味は料理で、自ら買い物もする。八百屋で知らない野菜をみたら店の人に使い方を教えてもらう。「買い物にきたおばちゃんが色々話しかけてくれたりもするんです。昔から人とコミュニケーションをとるのが楽しくて」

 ○…街頭紙芝居はいつも途中で終わる。「この続きはまた今度!」という言葉で最後を締めくくる。「各地でしてきた約束を守っていきたい」と話すように、待ってくれている人のために頑張っていく考え。「紙芝居は人の顔や思いが見える半径3メートルの宇宙なんです。これからも大切にしていきたい」と力強く語った。

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