城郷小机地区センター・地域ケアプラザ 住民と歩んで10周年 「より親しまれる施設に」
横浜市城郷小机地区センター(山崎英人館長)・地域ケアプラザ(上田恭久所長)が8月に開所10周年を迎え、10日には記念式典が行われた。現在、同地域の文化振興・福祉活動の拠点となっている両所。行政と地域住民がともに歩んできた10年間を振り返る。
横浜市の条例に基づき、地域ごとに設置される両所。JR小机駅構内の土地の一部を市が取得し、2004年8月1日に開所した。福祉・保健活動の振興と支援を担う地域ケアプラザが1階に、設置される体育室や会議室などを住民に開放する地区センターが2、3階となっている。現在の年間利用者数は10万人を超え、地域に定着した施設になってきている。
「支え合いの場所に」
開所当初から同ケアプラザに務める佐藤トシ子さんによると、「住民とともに、地域の支え合いを作り上げてきた10年間でした」という。その中心となっているのが、開所の翌年に地域住民側のボランティアで発足された「城郷地区地域支えあい連絡会」。サロンや食事会の開催など、一人暮らしの高齢者の支援を続けてきた。同会相談役であり、開館10周年記念式典実行委員会会長である滝島忠志さんは「地域の皆さんが集まる交流の場ができたことでボランティア活動も活発になりました。課題を地域でサポートし合う場所となっています」と話す。
10年前までは、介護などを自分たちの家で済ませることが一般的であった。ケアプラザの開所により、地域が開放的になったことが利用者数からも伺える。上田所長は「これからは若い世代も含めた支え合いの地域作りを目指したい。よりいっそう信頼される施設でありたい」と期待を込めた。
節目がスタートに
同地区センターでは今年の4月から指定管理者が、書店を運営する株式会社有隣堂に変わり、節目の10年目がスタートの年となった。主催事業も順調で、先ごろ行った野菜ソムリエの講師による、季節の野菜の料理教室も人気を博し、すでに3回目が予定されている。山崎館長は「まずは書店のノウハウを生かして、センター内の図書コーナーの見直しから進めていく。新しい地域文化を創造し、この先10、20年と親しまれるようにしていきたい」と話した。
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