城郷中学校(諏訪部真史校長)で17日、リーダーとしての力を養うためのリーダー養成研修の一環として、盲目状態で競技するブラインドサッカー体験が行われた。有志の同校1・2年生38人が参加した。
毎年行われている同研修は今年で8回目。仲間たちと共同作業をすることでリーダーとしてさまざまな場面で活躍するためのヒントを学ぶことが目的。今回は初めてブラインドサッカーを導入。目の見えない相手に対し、どのように指示すれば伝わるかを考えることで、相手を思いやる気持ちを育もうという狙いだ。
当日は、グループに分かれて、ゲーム形式で体験。アイマスクをして体感し、ボールを見失い、戸惑う生徒の姿も見られた。日本ブラインドサッカー協会所属の寺西一選手も参加し、生徒たちにお手本を披露した。寺西選手は「相手の立場で考えることは、目が見える見えない関係なく、どんな場面でも必要なこと」と説いた。生徒たちからは「体験して初めて気付くことが多く、有意義な時間だった」などの感想が上がった。
研修は他にも班員と協力して殺人事件を解くグループワークや、それぞれ持っている材料の違うグループと交換しながら調理を進めるカレー作りなども行われた。
担当の木戸冬彦先生は、「リーダーとして頑張りたいと参加した生徒たちと出会うことで、同じ気持ちを持った仲間がいることに気付いてもらえたのではないか」と話している。
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