港北区版 掲載号:2015年8月20日号 エリアトップへ

電動車いすサッカーチーム「Yokohama Crackers」監督として9月の関東大会に挑む 平野誠樹(もとき)さん 大倉山在住 35歳

掲載号:2015年8月20日号

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思いを乗せてキックオフ

 ○…「4年ぶりの優勝が目標です」。競技は男女4人が1チームとなり、電動車いすを操縦し、サッカーを行う。手や顎を使ってコントローラーを操り、コート内を縦横無尽に走り回る。車いす同士がぶつかり合う迫力も魅力だ。「絶対に負けられない。いい結果が出せるよう、全力を尽くす」と熱い胸の内を語る。

 ○…幼年期から「先天性筋ジストロフィー」と診断されていたが、自覚したのは小学1年生の時。「周りと同じ動きが出来ないので、当時は引っ込み思案でした」と振り返る。体中の筋肉が徐々に衰え、中学からは車いすでの生活が始まった。「車いすに乗っていると否応なく障害者だとわかるのが嫌でした」。高校2年の時、同じ症状を持つ友人に誘われて、電動車いすと競技に出合ったことが転機となった。「衝撃的だった。思いのままに動き回れる自由さは僕の世界を広げてくれた」と目を輝かせる。

 ○…スポーツライターとしての顔も持つ。夢だった職業に就く為に、高校卒業後渡米。アテネパラリンピックの取材などで各国の障害者スポーツの現状、取り巻く環境を学び、それをインターネットで世界に発信している。意外にも一番好きな競技は野球。弟が少年野球から活躍しており「自分が出来ない分を弟に託していた」と話す。現在は両親と3人暮らし。「健常な兄弟たちと比べて特別扱いをせず、いつも背中を押してくれた両親のおかげで今の自分がある」と声を弾ませる。

 ○…約13年、選手として様々なポジションについた経験と、関東大会MVPに3度輝いた実績を生かし、車いすを自由に動かす術を、選手の目線にたって指導する。「自分たちの活躍で周囲が障害や競技への理解を深めてほしい」と切に願う。人生の転機となった競技を教えてくれた友人は、既に他界しているが、次の世代に魅力を伝えるべく、思いを車いすに乗せて大会に挑む。

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