港北区版 掲載号:2015年10月22日号 エリアトップへ

港北警察署の新署長に就任した 陶山(すやま) 和美(かずよし)さん 区内在住 58歳

掲載号:2015年10月22日号

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安全な地域社会実現へ

 ○…先月、着任時での全署員へのあいさつでは、住民に対し説明責任を果たせるよう、しっかりと仕事をすることとともにコンプライアンスの重要性を語った。県内でも人口規模がトップクラスとなる港北区を「車であれば重要なエンジン部分」と例え、県下警察署の中核(カギ)を担う港北署の先頭に立って舵を取る。「とても名誉なこと。期待にこたえたい」と話す目の奥は責任感に燃えている。

 ○…大和市育ち。高専を卒業後、一時は民間企業へ就職したが、親戚や自宅の近所など身近に警察官がいて幼少期から馴染みがあったことから警察官の道へ。「人のためになる仕事に就きたいと思っていた願いが叶った。制服に袖を通してから責任感が宿った」。その責任感は経験を重ねるとともにさらに大きなものになっている。初配属は伊勢原署の交番勤務だった。約1年後に住居侵入の案件で初逮捕。「法を執行することが怖かった。それは今でも変わらない」

 ○…本部監察官室には8年務めた。そこでは警察官の不法行為に対して国家賠償請求が発生した際の裁判で神奈川県の代理人としての一翼を担った。人の人生を左右しかねない重要な立場に身を投じていたこともあり、常に頭の中は担当事案でいっぱいだった。夢の中で裁判でのヒントが思いつくこともあり、すぐにメモを取れるよう「枕元には常にノートとペンを置いていた」。当時の思いが署員へのあいさつにも表れた。

 ○…2012年に座間署長就任後、中原署長も経験。港北の就任前のイメージは成人式をはじめとするイベントが盛んで「活力溢れる街」だったが、防犯意識の高さに驚いたという。「署から話を持ちかけるのではなく、民間主動で防犯カメラの普及促進に向けた連携をしようという動きもある」。33万人以上の区民が暮らす管内の犯罪検挙率を高めることを第一に掲げ、安全な地域社会の実現に向け、奔走する日々は続く。

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