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港北区 人物風土記

公開日:2018.01.25

港北区神社氏子総代会会長を務める
鈴木 正さん
師岡町在住 69歳

神社は人と人をつなぐ『場』

 ○…今年度60周年を迎えた港北区神社氏子総代会で会長を務める。昨年6月にはこれを記念して「港北神社誌」を30年ぶりに改訂。各神社の総代・宮司に協力を仰ぎ、区内21カ所の神社の写真を新たに撮影。それぞれの由緒沿革には、社殿の建て替えなど近年の変化も付け加えられている。「一昨年から今の立場になったが、ちょうど60周年の節目にあたってしまってね」と茶目っ気たっぷりに笑う。

 ○…総代である菊名神社は子どもの頃、かっこうの遊び場だった。ベーゴマやメンコを持ち寄り、友達と毎日のように集まった。そんな身近な場所にいつしか自然とお参りにいくように。また「父がやっていたから」と長老たちに誘われて1985年に菊名囃子保存会に入会。更に神社と深い関わりを持つようになった。総代になってからは、神社の年間行事に仕事の傍ら、すべて出席。来月3日には、節分祭があり、商店会と協力し、アタリクジつきの豆を撒く予定だ。

 ○…生まれも育ちも菊名。祖父は菊名の駅前でカマや斧など農機具を作る地元では知られた「鍛冶屋」だった。その後父は、サラリーマンとなり「鍛冶屋」だった場所は人に貸した。自らは車が好きで、自動車整備の仕事をしていたが、母方の親戚に請われ、不動産会社を手伝うことに。1984年には、働いていた不動産会社を引き継ぎ、社名も(有)鈴木商事に変更した。現在は妻と娘と3人暮らし。20歳から続けているゴルフが健康づくりも兼ねた、一番の趣味だ。

 ○…これまで氏子総代をはじめ町内会の役員や商店会役員も「地域のため」となるべく引き受けてきた。人と人とのつながりの有難さを感じることも多いという。その中で実感しているのは、神社は町内会や商店会と住民を結ぶ欠かせない場所でもある、ということ。「神社という場所が、人と人をつなぐ役割を持っていることを、今一度再認識してもらえれば」

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