横浜ラポールを拠点に活動する、知的障がい者のマラソンサークル「横浜ドリーマーポップ」が10月5日、「日本体操祭」(東京都/駒沢オリンピック公園体育館)に出場する。本番に向け、9月28日には最終練習を行った。体操に取り組み始めたのは昨年から。創設20年を超え更なる活動の活性化が期待される。
同サークルは、1998年に知的障がいの子どもを持つ母親たちが設立。約20年ほぼ欠かすことなく、週に一度のランニングを中心に活動してきた。現在は障がい者とその親、サポートスタッフら38人が所属。メンバーのひとりは「障がい者が安心して運動できる場は貴重。何よりスタッフの支えがあってこそ」と話す。
体操に取り組むきっかけとなったのは、スタッフの向出徳章さんの存在。健康運動指導士の資格を持つ向出さんが、マラソン以外にも「メンバーが楽しく体を動かせることをしたい」と、ランニングの動きを取り入れた独自の体操パフォーマンスを完成させた。
昨年に続き2大会連続での出場となる「日本体操祭」。同大会は、日本体操協会が主催するもので、競技形式ではなく、自由で楽しい運動がテーマ。幅広い世代のチームが、障がいの有無、性別の違い等に関わらず、個性的な演技を披露する。昨年は約3千人が参加。今年も、国内外82チームがエントリーしている。
縄跳びやゴムチューブを使ったユニークな演技もある、今回の横浜ドリーマーポップの演目。一番の見どころは、最終盤の、合図に合わせて全員で走り出す「ボルト疾走」。当該シーンにかかる音楽のドラムビートが、元陸上選手のウサイン・ボルトさんが100mで世界記録を出した時のピッチと同じになっているという。「メンバーみんなで楽しめれば」と演出した向出さんは微笑む。
メンバーの佐藤謙輔さんは「本番は緊張もあるが楽しく演じたい」と笑顔で練習に励んでいた。
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