6月から段階的な学校活動の再開が進む市内各校。新型コロナへの不安もあるなか、横浜市立高田中学校(横田由美子校長)では、独自の感染対策を実施。技能員が発明したユニークなオリジナルグッズの数々が、新しい学校生活を生み出している。
今回開発されたのは、話し合いや食事時に、机に立てて三方を仕切る「机上衝立」や吹奏楽部の活動時に飛沫を防ぐ「ビニールシート付譜面台」など。机上衝立は、持ち運び易いようにプラスチック段ボールを材料に製作。また、正面を透明にすることで視界を確保し、エアコンの風などで吹き飛びやすい欠点は、机に括り付けるためのゴムを備えることで解決するなど、限られた予算・資源の中で創意工夫を凝らしたアイテムだ。「安心して授業が受けられる」「衝立があることで不安なく食事を楽しめる」と生徒からも好評を博している。
開発を担当したのは、「たか中(※高田中の略称)研究開発製造部」。メンバーは熊谷博文副校長、技能員の青田行幸(みゆき)さんと平林杉江さん、事務員の宮崎優子さん。なかでも中心を担ったのは、横田校長曰く”スーパー技能員”の青田さん。会議などで出すお茶には季節の花を添えたり、台風による倒木をワイヤーでくくりつけるなど、「細かい所に気づく繊細さと、力仕事や作業をやりぬく力強い一面を持ち合わせている」と働きぶりに感謝する。その原動力は、生徒への愛だ。「たか中の子は、本当に良い子ばかり。彼らが楽しく元気に過ごせる場所にしたい」と青田さん。平素から校内環境の向上に努め、保護者からも「学校へ足を運ぶたびにあちこちキレイになっていて感動する」「いつも笑顔で元気をもらえる。高田中に通わせて良かった」といった声が上がる。
衝立の製造には、PTAのボランティアも参加し、全生徒・職員分を仕上げた。衝立とフェイスシールドは”たか中安心セット”として、新たな学校生活の必需品として生徒が携行。青田さんは「生徒と職員、保護者が一丸となり、困難な時を乗り越えていきたい」と話した。
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