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港北区 人物風土記

公開日:2022.02.17

大倉山で20年以上水墨画教室を主宰し、6月には個展も開催する
酒井 幸子さん
岸根町出身 53歳

流れる川のように

 ○…大豆戸町内会館で2月4日に行われた「おとなの部活動@菊名」で講師を務めるなど、自身の教室だけでなく、地域のイベントなどで長年にわたり水墨画の魅力を伝え続けている。

 ○…小学生のころ、中華街でお土産として買ったのが水墨画との出合い。「理由は分からないが、不思議と目を惹かれてね」という思い出の作品は、今でも大切に保管している。その後、美術専門学校で本場中国の水墨画を学び、卒業後は教職員として勤務。その後、海外留学などを経て、1998年に大倉山記念館で教室をスタートした。指導のモットーは”褒める”こと。「その人の良いところを見つけてあげることが教える側の仕事。笑顔でやるのが一番の上達方法だから」と微笑む。画廊やデパートでの個展、作品集の出版、商品のパッケージイラストなどアーティストとしても精力的に活動。「悠々自適に、川の流れのように。気づけば20年以上続いていたの」

 ○…生まれは岸根町。お気に入りの遊び場は岸根公園だったという。物心ついたころから、書道やバリ舞踊、藍染めなど様々なことにチャレンジ。高校時代は、友人とバンドを組みギターに熱中し「水墨画をやらなければ音楽の先生になっていたかもね」と回顧する。都筑区で暮らす現在は自宅でガーデニングを楽しむ。自然を感じながら、ペットの愛猫と過ごす時間が一番の癒しになっている。

 ○…作品の多くは、自身が好きな花や動物。「現地で匂いや質感などを感じ取り、それを紙の上に筆で表現する」のがこだわりだ。6月には大倉山の「喫茶ぽるく」で個展も開催予定。「地域の人たちに見てもらえれば。これからも生まれ育った地元での活動は大切にしていきたい」

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