4月に開店したレストラン「SundayMondayKitchen」オーナーシェフの 村野 明子さん 新横浜在住 55歳
料理で笑顔と健康を
○…日産スタジアム内にある店には、横浜F・マリノスのファンや施設の利用者らが数多く訪れる。提供するのは健康重視のメニュー。ワンプレートでメインやおかずを選択できるのが特徴だ。「好みと栄養バランスが両立できる。幼い子どもからシニアまで、多くの人を笑顔にできる料理を届けたい」
○…2003年、クラブで働く夫の依頼で、Jリーグの北海道コンサドーレ札幌で若手選手の食事作りを始めた。2年後には新設された選手寮の寮母に就任。「体調管理は進退にも関わる重要な仕事」と熱心に栄養学を探究した。その後は2クラブでも寮生やアカデミー生の食事をサポートし、気づけばレジェンド寮母として講演やレシピ本出版にと活動の場が広がった。数年前からの憧れだった開店時には、巣立っていった選手たちから多くの祝花も。「応援の声はとても幸せなこと。初めての経験に不安もあるけれど、頑張らなくちゃと背中を押してもらえるの」と微笑む。
○…東京都出身。高校卒業後は化粧品会社へ。デパートの売り場で勤務し「トークや人との接し方など、今につながることをたくさん学べた」と振り返る。24歳で結婚して横浜へ。2児の子育てと多忙な寮母との両立には「お兄ちゃんのようにゲームの遊び相手をしてくれて」と選手も協力してくれた。「当時よりさらに忙しい」という現在は、休日の夫との外食が貴重な息抜きだ。
○…アスリートの利用も多く「体づくりの手助けはもちろん、栄養の知識を学ぶ機会にもなれば」と言い、F・マリノスのアカデミー生への食事提供も行っている。店名は名前の「明」から。「月明りのように人々を優しく照らせるように」との思いを胸に、長く愛される場所を目指す。
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