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公開日:2023.01.19
「遊び」通じ防災学ぶ
かるた大会、初開催
綱島地区センターで1月14日(土)、第一回となる港北防災かるた大会が開催され、約50人の児童が遊びを通じ防災について学んだ。港北消防署と港北火災予防協会が主催。同署がオリジナルの「港北防災かるた」を作成し、アイデアは、綱島地区家庭防災員の唐澤早智子さん(81)が中心となり考えたものだ。
綱島の子ども会に呼び掛けて、地域の子どもたちに防火・防災について楽しく学んでもらおうと開催された同大会。札は「コンセントほこりをとって火事防ぐ」や「近づかないで大雨・地震の鶴見川」のような防火・防災に関係した文言となっている。上位3人と署長賞の受賞者には、かるたをイメージしたデザインのメダルや、図書カードなどが景品として渡された。
優勝した三ケ石百花さん(4年)さんと、準優勝の正清光莉さん(5年)は、大会に向けて一緒に練習し、「2人で3位以内に入ろう」と参加。三ケ石さんは「まさか優勝できると思っていなかったので嬉しい」と笑顔を見せた。
初めての開催を終え、「大会が盛り上がって嬉しい。自分の身は自分で守ることが大事。そのためには知識と勇気が必要で、かるたを通してその術を身に付けて」と、防災についての意識向上を呼びかけた吉田崇署長。同署では第二回大会も検討しているという。
地域での活用も
かるたは同署HPからダウンロードできる。また、同署と綱島・日吉・篠原・高田・新羽・小机の消防出張所では、貸し出しを行っており、各地域が主催となってかるたを活用したイベントを行うこともできる。
防災ソングも制作
唐澤さんは防災かるたの他にも、楽しく学べる防災として「防災ソング」も制作した。ベースとなっているのは、海軍小唄(ズンドコ節)。「学校ゆく道帰る道」から始まる歌詞は、子ども用と大人用に歌詞が用意され、それぞれの年代に合わせた「防災歌詞」を作った。
港北区内での昨年の火災発生件数は61件。一昨年の52件から9件の増加となった。火災の種別では、建物火災が最も多く割合を占めている。今後もかるた大会などの催しを通じ、防災に対する意識向上のための取り組みを続けていく。
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