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港北区 人物風土記

公開日:2023.09.21

理学療法士で横浜ビー・コルセアーズのアスリートパフォーマンスディレクターを務める
玉置 龍也さん
横浜市スポーツ医科学センター勤務 45歳

運動する人を全力サポート

 ○…日産スタジアム内にある横浜市スポーツ医科学センターで理学療法士として活動する傍ら、プロバスケットボールチームの横浜ビー・コルセアーズのアスリートパフォーマンスディレクターとして選手らの身体を管理し、ケガや不調から守る役割を担う。チームは昨シーズン、大きく離脱する選手もなくベスト4という過去最高の成績を残した。先日のW杯で躍動した日本の司令塔・河村勇輝選手はチームの顔だ。「みんなの活躍に一役買ってるかな」と白い歯を見せる。

 ○…東京都出身。大のスポーツ好きで、小学校で野球とサッカー、中学校で陸上競技、高校ではラグビー部。「のめり込む性分。勝ったり、優勝を目指したりするのが楽しくて。その時々で楽しそうと思う競技をやりましたね」。一年間勉強にのめり込んで入学した東大ではサークルから部に移るほどアメフトに没頭した。しかし4年次にケガに泣く。足首捻挫、肉離れ、疲労骨折…。最後の試合は痛み止めを打って出場した。「将来はスポーツ選手を夢見ていたけど諦めました。そんな時、先輩に『選手を支えたい』と相談し、勧められたのが今の仕事です」

 ○…施設ではスポーツ医科学に基づくリハビリや診療を行い、選手の復帰や予防、選手以外の人たちへは生活の質を上げる手伝いに尽力。膝や腰の疾患に特化した医学的運動療法も軌道に乗っている。「関節のちょっとしたズレを正しく整えるだけで、生活の質がグンと上がる。もっとセンターを利用してほしい」

 ○…大学時代の後輩だった妻との間には男の子4人。家族揃って近隣や遠方にキャンプに行くのが楽しみ。「息子たちを自然の中に放ち、自分の作業に没頭できるからですかね」と満面の笑みを浮かべた。

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