市民団体「コスモス畑」(尾出清和会長)が管理する畑で10月19日、毎年恒例のサツマイモ掘りが行われ、オハナ新羽保育園(中野明子園長)の園児40人ほどが収穫を楽しんだ。
子どもたちは協力しながら、一生懸命土を掘り返してイモを探していた。見つけると「こっちにあったよ!」と大喜び。大人の力も借りながら引っ張り上げると、たくさんのイモが連なってあらわれ、大人も子どもも驚きの声をあげていた。「今年は大きくて出来がいい」と笑顔を見せた尾出会長。賑やかな子どもたちの様子に、「喜んでくれてうれしい。収穫も自然との触れ合いもなかなかない体験。いい経験になれば」と話していた。
収穫したサツマイモを保育園に持ち帰り、当日蒸して食べた子どもたち。記憶が鮮明なその日のうちに、自分が掘ったものを食べられて嬉しそうだったという。後日、おさつバターやスイートポテト、さつまいもチップスなど、給食のおやつにもしたそう。
野菜や音頭で地域に貢献
地域の社会福祉への貢献を目的の一つとして、2019年から野菜栽培を通した活動を続けている「コスモス畑」。園児、児童に対する野菜の収穫体験のほか、新羽地域ケアプラザでは月に一度、余剰作物を販売する「新羽市」を開催している。市には子どもたちが訪れることもあるそう。
それだけでなく、「大新羽音頭」の浸透にも貢献している。「大新羽音頭」は2004年、中山宏作詞・うすいてつお作曲でつくられたもので、地元のことを歌っている。同団体では毎月第3火曜日に練習会を開いており、多い時は40人ほどが集まるのだそう。会員の一人は、「顔を覚えてくれて、『畑のおばちゃん』『音頭のおばちゃん』と呼ばれる。子どもたちがかわいくて、元気がもらえる」とやりがいを感じていた。
![]() ツルを頼りに掘り進める
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![]() いくつも連なったイモをゲット
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