大綱中学校2年生を対象とした家庭科の授業「ふれあい体験授業」が11月9日、認定NPO法人びーのびーのが運営する港北区地域子育て支援拠点どろっぷで行われ、約30人の生徒が同施設を訪れていた乳幼児と触れ合った。近隣中学校等との連携に取り組んでいる同施設と大綱中が共催したもので、今回で7年目。
乳幼児との触れ合いを通して子どもや赤ちゃんの存在を体感するとともに、地域の子育て支援拠点の存在を知ってもらうなどの目的がある。
体験授業は数回の日程に分けて行われ、この日は10月12日、11月1日に続く3回目。乳幼児と対面した生徒たちは、初め様子を見るそぶりもあったが、すぐに打ち解け、一緒にピアノを弾いたり抱っこしたり=写真。普段は関わることの少ない乳幼児に直接触れ「可愛い」「小さい手」などと感想を口にしていた。
体験授業は施設利用者にとっても貴重な場となったようで、小机町から1歳1カ月の子どもと訪れた東野栄心子さん(31)は、「(中学生に)遊んでもらえるのはうれしいもの。いろいろな人と触れ合うことは、子どもにとっても良い機会」と評価した。
愛着で表情に変化
同中学校の家庭科の教科担当、山村正子さんは「乳幼児への愛着が生まれ、体験前後で表情が変わる」と生徒の成長を実感し、「自身が子育てをする時のため、施設のことを覚えていてほしい」と思いを込めた。
施設長の田之畑有美さんは生徒と乳幼児が触れ合う様子に目を細め、「体験授業は、親が自身にしてくれたことへの感謝の気持ちにもつながる。これからも続けたい」と話していた。
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