港北区 人物風土記
公開日:2024.04.18
横浜市港北区仏教会の会長として活動する
内田 大恵さん
日吉本町在住 56歳
一生懸命の心、大切に
○…現在44寺院からなる横浜市港北区仏教会の会長に就任し、1カ月余り。宗派を超えた交流促進や意見交換、地域貢献などの教化活動を行う会の方針に則り、「コロナ禍でできなかった活動を戻していきたい」と語る。中心の企画として、4月6日には釈迦の生誕を祝う花まつりも5年ぶりに地域に開放し、多くの参列者で賑わった。
○…日吉本町の金藏寺住職。同寺はおよそ1100年前、平安時代の創建といわれ、中興から数え36世。先々代、先代は広く知られた存在だったといい、先代の急逝に伴い住職を継ぐと、「どこに行っても『ああ、内田さんのところの』と随分よくしてもらったなあ」と懐かしむ。「これからも寺院法務を軸に、古来から引き継がれたものを大切にしていきたい」
○…生まれは日吉本町。父の転勤による数度の引っ越しを経て、小学5年時、再びこの町へ。「おじいちゃん(先々代)、おばあちゃんが大好きで、憧れだった」という幼少期から住職だった祖父に随行したり、寺の手伝いをしたり。僧侶になる夢も自ずと芽生え、中学3年で出家得度した。経験した改名は2度。初め浅場恵介、大学入学時に浅場観恵、そして38歳で先代と養子縁組する際、「大」の字を継ぐ家法により現名に。同窓生間の連絡では「『内田って誰だ。(写真を見て)ああ浅場か』ってね」。現在、夫人と娘2人の4人家族。「友人を大切に、明るく元気でいてくれたら」とわが子の成長を願う。
○…「寺は人と人がつながる拠点になり得る場所。会の活動では寺院同士の交流を一層深め、それが地域全体をよりよくすることにつながれば」と力を込める。何事にも一生懸命であることを大切にする考えは、会の運営にも生かされていく。
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