日吉本町地域ケアプラザ多目的ルームで4月13日、地域食堂「日吉本町ひっぽ食堂」のプレオープンが行われた。家族連れや高齢者などおよそ30人に、手作り料理が振る舞われた。
代表の佐藤藍子さんは日吉本町在住。「食事を通して、地域の見守りの輪を広げたい」と昨年12月に運営団体を立ち上げ、準備を進めてきた。現在は9人の運営メンバーとおよそ30人のボランティアで活動している。食堂の利用は事前予約制で、定員30人程度。参加費は18歳以下100円、大人300円。毎月第2土曜日の開催を予定している。問い合わせは、【メール】mina_shokudo@ymail.ne.jpへ。
利用対象は「誰でも」。「どんな人でも気兼ねなく来れて、安心しておなか一杯食べられる場所。誰かと一緒に食べる温かさや、助け合いの繋がりづくりの場になれば」と佐藤さんは語る。姪の誕生をきっかけに子育てや地域活動に興味を持ち、参加した子ども食堂のボランティアで、その温かさや必要性を実感した。日吉本町にもこんな場所を、と思い描いてきたことの実現に、「たくさんの人の支えのおかげ」と目を細めていた。
プレオープン当日、利用者からは「おいしかった」「家族に教えたい」などの感想が寄せられた。ボランティアは10歳から80代までと幅広く参加。佐藤さんは「メンバーも『活動できてうれしい』と喜んでいた。地域のコミュニティの一つとして、長く続けていければ」と話していた。
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