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港北区版 公開:2025年4月10日 エリアトップへ

4月1日に(公財)大倉精神文化研究所附属図書館の館長に就任した 小股(こまた) 昭さん 新吉田東在住 62歳

公開:2025年4月10日

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小股(こまた) 昭さん

歴史好き、本好きを発揮する

 ○…人間の心を豊かにする精神文化や地域の歴史・文化を研究するため大倉邦彦氏が1932年に創立した大倉精神文化研究所。同時に併設された歴史ある附属図書館の館長にこのほど就任した。地域史研究を趣味とし、約20年前から活動に参加している「鶴見川舟運復活プロジェクト」で出会った同研究所の平井誠二理事長に誘われたのが2年前。「これまでは週1日のお手伝いだったが、これから常勤で図書館運営に携わります」と力を込めて話す。

 ○…日吉に生まれる。歴史好きで、法政二高時代は歴史研究部に所属。熱心な顧問のもと、旧日本軍登戸研究所の調査に勤しんだ。大学は文学部史学科に進み4年間、港北ニュータウンの発掘に没頭。土器の拓本作りもお手の物だ。「思い返せば、小学1、2年時の先生が郷土史研究に熱心で、古墳に連れて行ってもらったり、教室に久ヶ原式土器の欠片を置いてもらったりしたな」と歴史好きのルーツを語る。奈良の正倉院展訪問は年に一度のルーティン。公開される宝物は「なかなか見られないような上級クラス」と目を輝かせる。

 ○…読書も好きで、就職した日本出版販売(株)では出版流通に携わってきた。定年を控えた59歳の頃、今後の人生を考え「司書」資格を取得。一足早く取得し、区内の小学校で学校司書を務めている妻は先輩だ。「児童書の扱いなどを教えてもらっているよ」と笑う。

 ○…「読書推進と地域活性化が自分の使命」。街の書店が消えていく昨今。本を取り巻く環境の厳しさを憂う。「研究専門だと思われがちだが公共の図書館。文化財の中という恵まれた環境にあることを活かし、存在価値のある図書館を目指したい」。キャリアを生かす時が来た。

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