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公開日:2025.07.17

区内拠点クラブ東郷さん
県選抜で優勝、全中へ
100m12・41秒で自己新

  • 賞状を手にする東郷さん

  • 練習に励む東郷さん(真ん中)

 新横浜を拠点に活動する陸上クラブ「ランベントSS」所属の東郷帆夏さんは、7月5日から6日に開催された「神奈川県中学校選抜陸上競技大会」の女子1年100mで優勝した。8月には沖縄県で開かれる「全日本中学校陸上競技選手権大会」が控えている。

 「自己ベスト更新」と「全日本中学校陸上競技選手権大会標準記録(12・50秒)の突破」を目標として臨んだ今大会。同クラブのほか、通っている早渕中(都筑区)の部活にも籍を置いており、クラブと部活で練習を重ねてきた。課題であるスタートに重点を置いてトレーニングした結果、予選で自己ベストとなる12・45秒を記録し、決勝では12・41秒を叩き出した。全国標準記録を突破したため、全中への切符を手に入れた。

 「予選は調子が良かったが、決勝では暑さでばててしまって"もう少し行けたかな"と悔しい気持ちが残る」と振り返る東郷さん。50m過ぎたあたりから足が重くなってしまい「ダメかも」と思ったが、追い風を味方に、がむしゃらに走り切った。クラブチームと部活のメンバーが声援を送り、「応援があって心強かった」と語る。

 東郷さんは、昨年9月(当時小6)に全国優勝を果たし、同11月には27年ぶりとなる県小学生女子100mの記録を更新。輝かしい成績を残してきているが、「走り方を忘れた」という程のスランプに陥った時期も。今年3月末にインフルエンザにかかり体調を崩したことが不調の始まり。回復しても体力が落ちたままの状態で、5月頃までは調子が上がらなかったという。

 同クラブの瀧田護コーチによると、成長期で大人の骨格が形成されつつあり、体が変化していたことが影響した可能性がある。根詰めず体を楽しく動かすことから立て直しを始めた東郷さん。そこから、重心移動や力の連動感覚などを掴み直し、走る感覚を取り戻した。瀧田コーチは東郷さんについて、「筋力が少なく、まだ習得できていない技術もある。エンジンが温まり始めた状態で、のびしろしかない」と語った。

目指すは決勝

 8月の全中では、県選抜のように学年別ではなく、全学年で競う。「年上の速い人たちと走るのが楽しみ」と高揚した口調の東郷さん。自己ベストを出すことと決勝進出を目指し、大会に挑む。

 また、今月21日に行われる「通信陸上競技神奈川県大会」にも参加予定。突破すると関東大会に出場できる。

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