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公開日:2025.07.31

篠原西町在住 小学5年生
あやとりサトシ初出版
世代超え交流の糸に

  • たくさんのあやとり本を背に自身の本を紹介する聡志さん

 篠原西町在住の小学5年生、大坂聡志さん(10)が7月18日、自身のあやとり本を初出版した。タイトルは『動画つきでよくわかる あやとり&マジックあやとり』(朝日新聞出版)。付録で特製ひもが2本が付いており、1540円(税込)。あやとりの技が約90種類紹介されている。

 聡志さんは7歳で国際あやとり協会が認定する「あやとり教室指導員」の資格を取得。現在は「あやとりサトシ」として市内外のさまざまな場所であやとりのイベントを開催しており、活躍を広げている。

 昨年12月に出版社から自身のHPへ問い合わせがあり、あやとりの本を複数出版している福田けいさんと共同での出版が決まった。収録されている技のうち約20種類は聡志くんが発明したもの。この本のために新たに作った技もあるという。ページに二次元コードがついており、動画で手順を見ることもできる。聡志さんは「スタジオで何種類もあやとりの手順を撮影するのが大変でした」と嬉しそうに語る。

 出版の話をもらう前は、自費出版も検討しており、相談会に行ったことも。「自分の本を出すのは夢だった。こんなに早く出版できるとは思わなかった」と聡志さん。出版社から話が来たのが12月25日だったことについて「最高のクリスマスプレゼントでした」と満面の笑顔で当時の心情を語った。

「ゴールではない」

 今年から月に1度、六角橋ケアプラザ(神奈川区)でのあやとり教室を始めた。さまざまな年代に合わせ、日々あやとりの魅力の伝え方を試行錯誤しているという。

 母親の旬子さんは「あやとりを通じて幅広い年代の方々と交流できるのは、本人にとってもよいこと。これからは本を通じていろんな人と交流してもらえたら」と話す。聡志さんは「出版することがゴールではない。紐一本でどこでもいつでもできるので、ひとりでも多くの人にあやとりの楽しさを知ってほしい」と力強く語った。

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