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公開日:2025.08.28

区内警備保障会社
福祉施設に車両寄贈
車いす2台搭載、送迎に活用

  • 手作りのメッセージボードで感謝を伝える利用者ら

  • 山下理事長(左)に目録を手渡す須藤支社長(右)

 綜合警備保障ALSOKの社会貢献活動として、福祉団体などを支援する公益財団法人ALSOKありがとう運動財団(東京都港区)が8月22日、日吉にある重症心身障がい児デイサービスわくわくさん日吉の扉(NPO法人扉)に福祉車両1台を贈った。利用者の移動に欠かせない車いす対応の福祉車両に、同法人では、「大変ありがたい寄付」と喜んでいる。

 当日は車両の納車とともにALSOK(株)横浜北支社の須藤勝彦支社長が施設を訪れ、NPO法人扉の山下容子理事長に目録を手渡した。

 寄贈された車両は最大7人乗りの日産セレナ。室内空間が広いため、ゆったり座ることができ、人を乗せたままの車いすを2台載せることも可能だ。同施設にもともと3台ある車両のうち、今回差し替える一台は長年使用し、走行距離が15万Kmを超えていた中古車。車いすが1台しか載せられなかったといい、山下理事長は、「車いす対応の車両でないと外出できない利用者は多い。2台載せられることで、送迎ルートも分けることができ、効率的な送迎につなげられる。ありがたく使わせていただきます」と感謝を述べ、「大きい車は運転が難しいという職員もいるが、今回寄贈していただいた車は運転しやすく、非常にうれしい」と喜んでいた。

 部屋を飛び出し、手作りしたメッセージボードを掲げ、感謝を伝えていた利用者ら。口々に「かっこいい」「早く乗りたい」などの感想を述べていた。

 車両側面には同財団のステッカーが貼られ、須藤支社長は「地域で頑張ってこられている団体を支援する社会貢献に向けた取組み。喜んでもらえてうれしい。今後もこうした取組みを続けていく」と話した。同財団では、今年3月までに社会福祉施設などに累計158台の福祉車両贈呈、205法人への活動助成金の贈呈、169カ所の被災地への災害義援金の贈呈を行っている。

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