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港北区 人物風土記

公開日:2025.09.18

9月28日に開催される第33回ニッパデマルシェを引き継いだ
岩佐 眞美さん
新羽町在住 61歳

人と地域、思いを紡ぐ

 ○…「場所が変わっても変わらず『温かい』と感じてもらえるようなマルシェにしたいんです」。新羽に住む米山さんの自宅で開催されてきた「ニッパデマルシェ」を引き継いだ。今回は町内会館での開催となる。これまでの雰囲気を大切にしつつ、まずは出店者らとコミュニケーションを取りながら信頼関係を築くことに注力する。

 ○…ある時、オフィスのポストを開けるとマルシェのチラシが。「自宅を開放するなんてすごい」と心が弾んだ。チェコのガラスボタンの輸入販売を行っていたため、出店者として参加するように。6月に主催者から「もうやらないんだ」と告げられ、「なくなると寂しい」と引き継ぐことを名乗り出た。運営のやり方や出店者とのやり取り、会場のレイアウトまで、慣れない作業に奔走するも、「ニッパデマルシェはテンションが上がる」と目を輝かせる。

 ○…愛知県瀬戸市出身。陶器職人の家庭で育った。ものを創り出す親とは別の道に進んだが、6年前のチェコ旅行の際にガラスボタンと出合い転機を迎えた。「どの工程にも人の手が入っていて瀬戸物と同じ」と魅力を語る。旅行中に工房見学し、「ドアを開けた瞬間、子どもの頃に遊んでいた工場と同じ光景が広がり運命を感じた」と胸が高鳴った。帰国後に輸入販売を始め、現在はチェコ親善アンバサダーとしての顔も持ち、チェコと日本をつなぐ架け橋となっている。

 ○…新羽の地に引っ越して7年程。マルシェに参加するまでは知り合いが少なかったが、人のつながりが広がっていった。「知った顔が増えると安心感を覚える」とにっこり。”最後の日曜日はニッパデマルシェ”と、地域の人が楽しみにするような名物マルシェを目指す。

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