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公開日:2025.10.02

ピンクリボン運動
乳がん予防に注力
早期発見・治療を啓発

  • ピンク色にライトアップされた日産スタジアム(昨年)=ピンクリボンかながわ提供

 10月は乳がんの早期発見・早期治療の重要性を訴える「ピンクリボン運動」の推進月間。10月1日から横浜市内でも市庁舎など40カ所(10月1日時点)をピンク色にライトアップするなど、さまざまな活動が行われている。

 女性が罹患(りかん)するがんの中で最も多い乳がん。日本では生涯のうち女性の9人に1人がかかると言われ、また40代から急増するというデータも示されている。しかし、初期段階で発見し、治療を開始すれば治癒が期待できるとされる。

 横浜市では、乳がんについて知り、「ブレスト・アウェアネス(乳房を意識する生活習慣)」や40歳以上の人の乳がん検診受診を推進するため、ピンクリボン運動の推進月間を中心として、さまざまな啓発活動を行っている。

 港北区では同月間の始まる10月1日から17日(金)まで、区役所2階、3階の間の階段踊り場でパネル展を開催する。「乳がんとは何か」の説明や、自己触診のやり方、がん検診についてなど、乳がんに対する理解を深める内容のパネル等が掲示される。また、3階福祉保健課健康づくり係の窓口もピンク色に飾られ、啓発展示が行われている。

 11月8日(土)には、横浜アリーナで開かれる港北区民まつり「2025ふるさと港北ふれあいまつり」で乳がん啓発ブースを出展し、パネル展示などの他、乳がん検診の流れや仕組みについて学ぶことができるマンモグラフィ検診車の展示・見学会も実施する予定。

 さらに来年2月ごろには、日吉図書取次所「日吉の本だな」を会場に、講義や体験などの啓発イベントを予定している。

 港北福祉保健センターの担当者は「乳がんは早期発見で生存率が高まります。セルフチェックと年1回の検診で、自分を大切にする習慣を持ちましょう」と呼び掛ける。

夜空をピンク色に

 ピンクリボンかながわなど共催団体の呼び掛けのもと、県内の自治体、団体、企業が連携・協力し、10月1日から31日(金)までの期間に、さまざまなスポットが活動のシンボルカラーであるピンク色にライトアップされる。区内では、日産スタジアム(10月7日(火)までの午後6時〜10時)、横浜アリーナ(31日までの午後5時〜9時)、キュービックプラザ新横浜(31日までの終日)の3施設がピンクに染まる。市医療局がん・疾病対策課は「イベントやライトアップを通じて、若い世代に乳がん予防の大切さを浸透させたい」としている。

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