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公開日:2026.01.08

大曽根小6年1組
命の重さ、行動で示す
県動物愛護協会へ寄付

  • 山田佐代子会長(左)と感謝状を受け取った児童ら

  • 寄付されたタオルの山

 横浜市立大曽根小学校(小嶋千里校長)の6年1組の児童らが昨年12月24日、篠原西町にある(公財)神奈川県動物愛護協会(山田佐代子会長)を訪れた。児童たちは総合的な学習の時間を通じて学んだ動物愛護の現状を形にしようと、自主的に集めた募金約7万3500円とタオル約300枚、啓発ポスターを同協会へ寄付。命を預かる責任の重さを共有した。

できることを形に

 今回の活動は、同クラス38人の児童が「総合的な学習の時間」の一環として、保護動物の現状や殺処分問題について調査を始めたことがきっかけとなった。テレビやインターネットで知った現実に衝撃を受けた児童らは、自分たちに何ができるかを議論。同協会への訪問や、横浜市動物愛護センターからの事前ヒアリングを経て、具体的な支援内容を決定した。

 物資として選んだのは、動物の敷物や掃除に欠かせない「タオル」だ。荒巻沙弥さん(12)は「以前訪問した際に、タオルが不足しているという具体的な悩みを聞き、一番力になれると思った」と振り返る。校内放送やポスター、自作の動画で全校生徒や保護者に協力を呼び掛けた結果、わずか1週間で約300枚のタオルが集まった。

 また、11月25日から4日間にわたって実施した募金活動では、他学年の児童からも多くの関心が寄せられた。藤原あかりさん(11)は「短期間だったけれど、想像以上に多くの人が協力してくれて驚いた」と手応えを語る。

感謝状で讃える

 贈呈式当日は、6年1組の児童31人が担任の廣島俊教諭と共に同協会を訪問。山田会長から代表児童に感謝状とポストカードが手渡されると、会場は温かな拍手に包まれた。山田会長は「自ら現状を調べ、自分たちにできることを考えて行動してくれたことが何より嬉しい。皆さんの優しい気持ちに心から感謝します」と話した。

 現在、同協会では犬や猫、アライグマなど約50頭(羽)を保護しているが、施設は常に満室状態が続いている。特に近年は、高齢の飼い主が病気などで飼育困難になるケースが急増しており、新しい譲渡先が見つかりにくい高齢動物の医療費や食費といった運営資金の確保が大きな課題だ。今回集まった寄付金は、主にこうした高齢動物たちのための療法食(処方食)の購入に充てられる予定となっている。

 青木心桜さん(11)は「一人ひとりが最後まで責任を持って飼うことの大切さを学んだ。中学生になってもこの活動を忘れず、周囲に広めていきたい」と、一過性の学習に留めない決意を語った。

 廣島教諭は「社会に目を向け、自ら行動することで誰かの役に立ち、自分たちの力で社会を変えられるのだと強く実感してほしい」と話した。

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