区内で路上ライブやコンサートを行う
優月（ゆづき）さん
市内在住

熱い思いでゼロから作る

　○…路上ライブを主に活動するシンガーソングライター。６月２日には４枚目のアルバムとなる「流れ星」をリリース。「ジャケットのデザインなども自分で手がけた作品。ゼロから作っていくのが楽しいんです」と目を輝かせる。

　○…「路上ライブは、歩いている人の耳に入る３秒間が大事」。路上で歌うことのやりがいと想いは人一倍強い。常に目指しているのは、具体的でストーリー性のある曲作り。「横浜の大さん橋に車で行って、実際に感じたものを歌詞にしたこともありました」とリアリティを追求。目標は誰でも口ずさめるような曲を手掛けること。「いつかは音楽の教科書に載るような曲を作りたい」とはにかんだ笑顔を浮かべ、夢を語る。

　○…東京生まれ、３歳のころから音楽教室に通い、ピアノを始めた。小学生の時、楽譜を見て奏でるよりも興味を持ったのはやはり作曲だった。「何もない状態からリズムを作り出すなんて」と感動したという。そのころから誰かに曲を聞いてもらいたいという気持ちが日増しに強くなった。大学生の時は進路でアーティストへの道を選ぶか、就職か迷った。しかし「好きなことを仕事にしたかった。自分にしかできないことをしたいと思って」と今歩んでいる道を選んだ。「自分だからできること」という熱い気持ちは、挫折しそうになるときに言い聞かせる言葉として自身を支えている。区内でも精力的に活動し、センター北やセンター南駅前でも路上ライブを行う。最近では都筑中央公園で行われたバラまつりでもコンサートを行った。「都筑区のイベントは、みんなで作っていこうという気持ちが強い。私も頑張らなきゃと思います」

　○…人との出会いが徐々につながっていく”幸せの種まき”を大事にする。「最近、少しずつ幸せの芽が出てきたと感じます」。大きな幸せの花を咲かすために街角で、そしてステージで歌声を響かせる。