パナソニック女子陸上部(都筑区佐江戸町)所属の吉川美香選手(27)が1万m、5000mの2種目でロンドン五輪代表に決まった。アスリートとして長年の目標だった五輪出場が現実となり、「夢の舞台に立てることは素直に嬉しいです。これに満足せず日本代表としてしっかり走れるよう、特別なことはせず今までやってきたことを信じてやっていきます」と抱負を述べた。
6月8日、代表選考会となった日本選手権(大阪)1万m決勝に出場した吉川は、福士加代子(ワコール)、絹川愛(ミズノ)といった実力者に競い勝ち、31分28秒71の記録で初優勝。ロンドン五輪参加標準記録A(31分45秒)を大きく上回り、11日に行われた日本陸連の理事会で正式決定した。
挑戦者らしい走りを
女子中長距離のニューヒロインとして、一躍脚光を浴びることになった吉川だが、かつては日本選手権1500mで5連覇の偉業を達成している。次なるステージとして挑んでいたのが5000mと1万mだった。「自分にとっては未知の世界。挑戦者のつもりで走る」。ボルダー合宿できっちり調整し、満を持して臨んだ今大会。1万mでは1500mで培ったスピードを充分に生かし、尊敬していた福士をラストで引き離しゴール。持ち前の勝負強さを如何なく発揮し、夢の五輪切符を手中にした。
7月に開幕するロンドン五輪に向けて「初めての出場ですが、挑戦者らしい走りで入賞を目指します」と意気込みを語った。
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