第38回全国中学生人権作文コンテスト中央大会の結果がこのほど発表され、都筑区内から3人が入賞し、神谷綾音(かべやあやね)さん(早渕中・3年)が日本放送協会会長賞を受賞した。
同コンテストは、中学生に豊かな人権感覚を身に付けてもらうことなどを目的に、法務省が毎年実施している。今年は全国7342校から93万3992編の応募があり、103編が中央大会で入賞した。
区内からは日本放送協会会長賞を早渕中の神谷綾音さん(3年)が受賞。また中川中の坂(ばん)征明さん(2年)が法務省人権擁護局長賞、中川西中の白川深礼(みのり)さん(1年)が奨励賞に選ばれた。3作品は県大会で最優秀賞に選ばれ、中央大会に推薦され入賞した。
聴覚障がいへ理解を
神谷さんは、聴覚障がい者である自身の体験をもとに、差別や偏見に対して等身大の意見を具体的に述べた。人工内耳と補聴器を耳に着ける重度難聴の神谷さんは「学校生活で感じたことを詳しく書きました。多くの人に知ってもらいたい」と話した。
ペイ・フォワード
「恩送り」という意味を持つペイ・フォワードについて、母親から聞いた話をもとに自分の考えを綴った坂さん。「賞を取れてうれしかったし、母も喜んでくれた。これからも良いと思うことはどんどん実施していき、恩が循環する世の中になれば」と願った。
深いお礼の気持ち
母から自分の出生秘話を聞き、命の大切さを説いた白川さん。「母が自分の命だけを考えていたり、障がいに偏見を持っていたら、私はここいなかった。母親やこれまで支えてくれた人に感謝をしたい」と述べると、「大切な命を差別してはいけない」と力強く説いた。
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