都筑区予算案
30周年契機に愛着醸成
自主企画事業に約1億円
3月28日
19歳以下の子どもや若者が主体となって活動するミニヨコハマシティ(以下ミニヨコ)が、仮想現実「VR」を試験導入するなどして2年ぶりに活動を再開した。主催は「NPO法人ミニシティ・プラス」。
2007年に市の委託事業としてスタートしたミニヨコ。子どもたちが会議を重ね、働いてお金を稼いだり、遊んだりすることができる「こどものまち」をつくる社会体験プログラムだ。
2019年からコロナ禍で中止が続いていたが、今年度は感染症対策を徹底して実施を決定した。定員を上回る約60人の応募に同法人の岩室晶子理事は「待ち望んでくれていた子が沢山いて嬉しい限り」と話す。
4月2日・3日には今年度初の会議が都筑区役所で開かれ、子どもたちが今後のまちづくりについて意見交換した。今回はコロナ禍でも工夫して活動を進めるために、大学研究室や企業協力のもとVRワークショップを開催。参加者が実際にVRゴーグルをつけて仮想空間を体験した。
今後はバーチャル空間で共同活動ができる専用ルームを設計し、会議などで活用していくという。今回協力した田園調布学園大学の番匠一雅教授は「活用が進めば全国各地からの参加も可能になる」と期待を込めた。ミニヨコの本番は8月12日(金)・13日(土)開催予定。
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