区内の中小製造業などが集まる「メイドインつづき」と港北区新横浜をホームにするプロアイスホッケーチーム「横浜GRITS(グリッツ)」が連携したSDGsプロジェクトがこのほど始動した。
同チームが環境問題に取り組むな中、注目したのが「スティック」。アイスホッケーでは、スティックが破損することも多く、以前はそのまま破棄されていた。
そこで、横浜市と民間事業者が共同で運営する「ヨコハマSDGsデザインセンター」が「メイドインつづき」とのマッチングを行い、プロジェクトが始まった。
今回の取組では、折れた用具を使ってスティック状のキーホルダーを製造し、グッズとして販売する。素材となったスティックを使用していた選手も分かり、ファンも楽しめる。
メイドインつづきに参加する(株)ミカワ精機の近藤芳正代表取締役は、「1本からなるべく多くのグッズを作れるよう工夫した。他チームにも活動が広まれば嬉しい」と期待を寄せた。
2月18、19日の試合会場では、早速グッズを求めるファンの姿も。当日は、同団体によるプレートに好きな文字を刻印できるワークショップも開催。来場者は、自身やお気に入りの選手の名前、背番号などを刻み、貴重な体験を楽しんでいた。
今回のグッズ販売の収益の一部は同センターへ寄付され、教育・福祉事業に活用される。市の担当者・田邊俊一さんは「地元のチームと企業、行政が協力し、地域に還元する仕組みになった」と話し、来シーズン以降も継続していく方針だ。
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