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都筑区 人物風土記

公開日:2023.09.21

「秋の全国交通安全運動」の初日となる9月21日に一日警察署長を務める
織戸 学さん
あゆみが丘在住 54歳

「365日、車で頭がいっぱい」

 ○…「一日警察署長を務めるからには、区民の方々に交通安全の重要性を伝えていけたら」と意気込む。レーシングドライバーである自身の経験から、事故の恐ろしさは身に染みている。「クラッシュして骨を折ったことは何度もある。だからこそ、レーサーは安全運転の人が多いんです。意外かもしれませんが」と笑顔を見せる。

 ○…小学2年生の時、テレビでレーサーを見て憧れた。高校卒業後は自動車の専門学校に通い、整備士を目指しながら、運転技術を磨いた。転機になったのは20歳の時、自動車雑誌主催のドリフトコンテストで初代チャンピオンに輝いたこと。「この優勝で、本格的にレーサーを目指し始めた」。以降、レースや大会で経験を積み、カテゴリーを上げて順調にステップアップしてきた。気づけば53歳で、国内最高峰レースの「SUPER GT」への出場が200戦を超えた。これまで3人しか成し遂げていない偉業にも、「通過点の1つ」とさらり。

 ○…千葉県船橋市の出身。25歳で都筑区に移住してきた。「かっこつけたくて、どうしても『横浜』ナンバーがつけたかった。若かったんです」と笑う。30年住む都筑区は、「道は広くて運転しやすく、高級車含め多種の車が走っている。最高の町」と地元愛を隠さない。区内で自動車のパーツを販売する会社を経営しており、サーキットを出ても「頭の中は24時間365日、車のことでいっぱい」と話す。

 ○…54歳、未だ現役。年間で15〜20のレースに出場する。レーサーでいるため、常に新しい知識を得る努力を怠らない。「毎年、変化が大きい業界。置いて行かれないように必死です」。幼い頃の夢を叶えてなお次の目標を見据え、レースを、人生を、走り続ける。

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