都筑区 社会
公開日:2025.10.09
取締りと発信の強化へ
扇山 剛 署長にインタビュー
都筑区内で日常的に発生している詐欺や盗難などの犯罪。日々の防犯活動や犯罪検挙に力を入れている都筑警察署で、今年度から署長に就任した扇山剛さんに、現在の発生状況や対策などについて話を聞いた。
――署長に就任し、約半年。都筑区の印象は?
「街並みがきれいで、地元愛の強い方が多い印象です。そんな街の安全安心を守ることが、私の使命です」
――今年の犯罪件数や傾向は?
「今年の犯罪件数は627件で昨年比で91件増加しました。特に増加が顕著に見られたのが、不同意わいせつと自動車盗。不同意わいせつは19件(15件増)、自動車盗は20件(16件増)発生しています」
――被害に遭わないために気を付けるべきことは?
「犯人が捕まったとしても、被害者の心に傷が残り続けるのが、不同意わいせつ。夜道を歩く際は、なるべく明るい場所を選び、イヤホンで音楽を聴きながら歩くことは避けてください。また、変質者を見つけた時は、迷わず110番通報をお願いします。自動車盗は、人気車種が狙われやすく、バンパーの裏側にある配線に特殊な機器をつないで、ドアロックの解錠などを行う手口が増えています。そのため、車のハンドルやタイヤにもロックを掛けるなど、対策をしてください。あと、車上ねらいも多いので、社内には貴重品を置かないように」
――今年の特殊詐欺の発生状況は?
「特殊詐欺の被害件数は13件です。最近はスマホに電話がかかってくるケースが多く、今年は7件がスマホからの被害です。主な手口は、警察官を名乗る人物から、金銭を要求されるもの。若者も狙われやすくなっており、59歳以下が被害に遭った件数は8件。いつ誰が騙されるか分かりません。自分事として捉え、被害に遭わないよう注意してください。『会ったことがない人にはお金を渡さない』を心に留めてほしいです」
――警察はどのような対策を行っている?
「キャンペーン時の啓発活動や自治会町内会等への呼び掛けをはじめ、SNSやHPからの発信にも力を入れています。二次元コードから県警公式アプリをダウンロードできます。一緒に防犯意識を高めましょう!」
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