都筑区 社会
公開日：2025.10.23
茅ケ崎南・小野喜代美さん
わずか１年で全国２位に
豊山流御詠歌で
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２位入賞の盾を手にする小野さん（左）と山崎住職
茅ケ崎南在住で大棚町の龍福寺(山崎正教住職)で御詠歌を習う小野喜代美さん（65）＝関連に人物風土記＝が、10月３日、大本山護国寺＝東京都文京区＝で開催された「第66回豊山流大師講全国研詠大会」で個人の部・赤房信で第２位に輝いた。小野さんは御詠歌をはじめてわずか１年での入賞に、｢緊張してボロボロだったので『誤報』だと思ったが、とても励みになった」と驚きと喜びを語った。
小野さんは昨年９月、龍福寺で月に一度行われている写経に訪れた際、「詠修」という真言宗豊山流の御詠歌の指導資格を持つ山崎住職の勧めで御詠歌を始めた。
御詠歌は仏教の教えを「五・七・五・七・七」の和歌形式にし、旋律をつけた歌のこと。鈴や鉦（かね）などの仏具を鳴らしながら唱えるため、大会では所作なども評価の対象となる。「心が落ち着き、集中できる」と御詠歌の魅力を語る小野さん。龍福寺での講習以外に、護国寺での講習会に参加するほど熱を入れている。大会の１カ月ほど前からは山崎住職から毎日のように指導を受けた。小野さんについて山崎住職は「真面目で前向き」と評価。小野さんは「これからも続けていきたい」と抱負を語った。
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