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旭区版 公開:2017年10月26日 エリアトップへ

衆議院選挙神奈川6区 青柳氏が激戦制す 上田氏、8選ならず

政治

公開:2017年10月26日

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支援者にあいさつする青柳氏
支援者にあいさつする青柳氏

 衆議院議員選挙が10月22日に投開票され、神奈川6区(旭区・保土ケ谷区)は、立憲民主党の前職・青柳陽一郎氏(48)が8万6291票を獲得し、公明党の前職で8度目の当選を目指した上田勇氏(59)と3度目の対決で初めて選挙区を制し、3度目の当選を果たした。また、日本維新の会の新人・串田誠一氏(59)が比例区で復活当選した。

 当初、民進党からの出馬を予定していた青柳氏は希望の党との合流の動きを受け態度を保留。「最大の争点は自公政権打破。選挙区で勝つための選択」と、立憲民主党からの出馬を表明したのは公示2日前の8日夜だった。共産党も候補者を取り下げたことで選挙戦は事実上、前職2人の一騎打ちとなっていた。

 過去2回の選挙ではいずれも上田氏が選挙区を勝利。青柳氏は比例で復活当選していた。前回選挙の得票数は上田氏の約7万8千票に対し、青柳氏は約5万2千票。しかし、そのほかの野党候補2人の票を合わせると上田氏を4万票上回ることもあり、今回の選挙の票の行方に注目が集まっていた。

党幹部ら応援

 「安倍一強政治からの脱却」を訴える青柳氏、自民党からの推薦を受けこれまでの実績をアピールする上田氏が激しく議席を争う展開だったが、青柳氏は「公示直後からこれまでとは違う手応えを感じていた」と選挙戦を振り返った。

 選挙戦を通じ青柳・上田両陣営とも連日、党幹部らが応援に入った。激戦を象徴するかのように、12日間の選挙戦最終日となった21日には、立憲民主党の枝野幸男代表と公明党の山口那津男代表が選挙区入り。それぞれマイクを握り支援を訴えた。

「3度目の正直」

 22日、午後9時20分過ぎに保土ケ谷区天王町の事務所に姿を現した青柳氏は集まった支援者らと談笑。充実の選挙戦をうかがわせた。11時30分過ぎに、事務所内で当選が伝えられ、3度目の挑戦で初めて選挙区を制することが決まると、「青柳」コールが沸き起こる中、支援者と握手を交わし、喜びを分かち合った。

 青柳氏は支援者を前に「訴えてきたことが少しずつ浸透したことと、安倍一強政治を神奈川6区から変えていきたいという市民の声、立憲民主党への期待の輪が日ごとに大きく広がっていった結果だと思う。仕事で結果を残すことで恩返しをしたい」と話した。

「私の力不足」

 青柳氏に約3500票及ばず県内唯一の公明党議席を逃した上田氏。動きがあったのは午後11時50分ごろ。テレビで「青柳氏当選」が伝えられると、二俣川駅前の事務所内は重い空気に包まれた。比例代表に重複立候補していなかったため、この時点で落選が決まった上田氏は「私の力不足。期待に応えられなかったことをお詫び申し上げます」と敗戦の弁を述べ、今後については「次に向けては白紙」と話すに留まった。

串田氏は比例復活

 県内唯一の日本維新の会候補者だった串田氏は選挙区では敗れたものの、23日午前6時ごろに比例復活で初めての当選を決め、「選挙戦を通じて訴えてきた『身を切る改革』をしっかり進めていきたい」と話した。

 6区の投票率は52・39%(旭区52・67%、保土ケ谷区52・06%)、2014年に行われた前回選挙を2・77ポイント(旭区2・47、保土ケ谷区3・11)下回る結果となった。

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