神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2013年7月18日 エリアトップへ

旭・瀬谷電気工事協同組合の理事長に就任した 金子 澄博さん 旭区在住 62歳

公開:2013年7月18日

  • LINE
  • hatena

技術屋のプライド貫く

 ○…生活に欠かせない電気。時代とともに電気設備も進化し、それに伴い技術向上も求められる。旭、瀬谷区内の電気工事会社89社が加盟する同組合の理事長として、組合全体のレベルアップを図る。「景気はまだまだだけど、下ばかり向いていられない。明るく盛り上げていきたい」。前理事長の推薦を受けての就任。「器じゃない」と謙遜するが、持ち前のプラス思考で組合をまとめる。

 ○…電気配線や照明器具の取り付け、コンセントの設置など電気の頼れる「技術屋」だ。そんな同志たちはライバルであり、大切な仲間。「お酒の場でも仕事の話で盛り上がることが多い。いい情報交換の場にもなる」。価格競争などもあるが、値段を下げて事故があっては元も子もない。「技術の安売りはしたくない。プライドを持って仕事をしてほしい」。穏やかな眼差しが、一瞬強くなった。

 ○…長崎県出身。工業高校を卒業後、電気工事会社に就職。32歳で独立し、中尾に「金子電業」を立ち上げた。事務作業は妻に任せ、1人で全ての仕事を請ける日々。「とにかく夢中だった。若さのせいかもしれないけど、辛くても楽しくてね。やれば返ってくるから頑張れたなぁ」と振り返る。その後は、ぽつぽつと社員も増え、仕事の規模も拡大。15年前には現在の金が谷に事務所を移転させた。後継者不足も懸念される業界だが、長男の博さんは2代目として会社を支えてくれている。「息子に会社を託したら、親父のダメだったところを直してもらいたいね」。父親の表情がちらり。

 ○…社員によく言うことがある。「失敗してもいい。ただし、同じ失敗はせずに次に生かせ」。落ち込んで、考え込んでも結果は出ない。それならば、次につなげるしかない。「いいかげんと言えばそうなんだけど、くよくよ考えてもしょうがないから。前向きに、元気にやっていきたいですね」。”好い加減”を見極めるのがうまいようだ。

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook