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瀬谷区 人物風土記

公開日:2016.10.06

瀬谷区社会福祉協議会会長に就任した
福田 愛一郎さん
宮沢在住 72歳

笑顔や和を大事に



 ○…「福祉は笑顔が大事」と話しながら、自身も朗らかな笑顔を見せる。このほど、理事を5年務めた瀬谷区社会福祉協議会の会長に就任。多忙な日々を送る。「瀬谷区は福祉の気運が高い地域では」。横浜市地域福祉保健計画において、瀬谷区は早くから12地区に分かれ、細かい計画の策定を進めてきた。現在、第3期計画に取り組み中。「きちんと推進していきたい」と気を引き締める。



 〇…3歳頃まで、栃木県の親戚の家に疎開していた。戦後、工業地帯だった鶴見へ。終戦後の食糧難の記憶が蘇り、「当時は大変だった。戦争は二度とやるべきではない」と語気を強める。29歳で横浜市役所に就職。下水道局に務めていた頃は河川管理などを担当し、境川水系のいたち川(栄区)に携わったことも。瀬谷区に引っ越したのは25年ほど前の、働き盛りの頃。「当時は田舎だなと思ったね」と笑うが、今ではすっかり住み慣れた町だ。



 〇…宮沢に住むようになり参加し始めた、体育指導員としての活動。地域のレクリエーションなど企画・普及活動が面白く、のめり込んだ。以前行われていた、瀬谷フェスの前身とも言われる区内12地区対抗の大運動会に思いを馳せ、「にぎやかで楽しかった。焼き鳥の出店を担当したよ」と懐かしそうに振り返る。子どもたちに喜んでもらおうとさまざまな企画を考えるなど、「みんなで地域を盛り上げようという気持ちが強かった。この頃が、地域福祉に携わる原点かな」



 〇…「エネルギー源は、自分よりも”先輩”の人たちの笑顔。元気をもらえる」と充実した表情に。民生委員を経験し、はじめて地域福祉の考え・活動に触れた。そこで気付いたのは、一人では何もできないということ。多くの人が少しずつ力を出し協力することで、誰もが安心して暮らせるまちになっていく。「住んで良かったという町にしたい」。モットーである笑顔を絶やさず、邁進していく。

 

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