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瀬谷区版 公開:2016年10月13日 エリアトップへ

冷蔵庫収納家として活動する 福田 かずみさん 瀬谷区出身 48歳

公開:2016年10月13日

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美人冷蔵庫で幸せな食卓を

 ○…冷蔵庫を整理することでストックされた食材や常備菜の期限・量なども把握でき、料理の効率もアップ。日々の食卓や弁当の献立に悩む人も少しの工夫で、無駄もストレスもないキッチンライフが送れる。そんな冷蔵庫を「美人冷蔵庫」と名付け、地元の母親サークルから著名雑誌やテレビまで幅広く活動する。「世の中にはレシピが溢れているけれど、おいしさだけでなく、作る過程や環境も大切」。毎週配信するメルマガも好評で、相談も多く寄せられている。

 ○…美人冷蔵庫は食べないまま捨ててしまう「食品ロス」の抑制につながる。自身も食材を捨てるのは耐えられない性格。昔、米をとぐ父がこぼれた米一粒一粒を大切に拾っていた姿が今も目に焼き付く。国内の食品ロスは世界の食料援助量よりも多い。政府や企業が大々的に取り組む必要があるが、家庭での積み重ねも大きな力になる。「エコバッグが普及したように、食品ロスをなくす意識を定着させられれば」と語る。

 ○…OLとして働いた後、結婚。子どもの入学を機に、元々大好きだった料理を本格的に勉強しようと決意。研究家の助手を経験し、食育も学んだ。7年前に自宅での料理教室を始め、着目するようになったのが冷蔵庫だった。生活空間の整理・収納術を応用した冷蔵庫活用術を生み出した。「食べ物は入れ替わっていくけれど法則さえ作ってしまえばあとは機械的。難しくないですよ」

 ○…「高2の長女にも自然と術が身についたはず。嫁いでも安心」とほほ笑む。美人冷蔵庫には、食を通して家族を幸せにしたいという愛が詰まっている。「温かな家庭を築き、おいしい料理を家族で食べる」という幼いころからの夢は、元々得意ではなかったという片付けの原動力、そして自身の活動のきっかけにもなった。「夢は叶えられました」と幸せいっぱい。他の人の役に立つこと、食品ロスをなくすことが新たな夢だ。

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