巨大地震の発生が懸念されるなか、地域における防災対策はスピード感を持って進めなければいけません。自治会・町内会が、公園に設置する「防災倉庫」も以前は、建築確認を取得する必要があり、費用が20〜30万円ほどかかっていました。この件に関し、瀬谷区のユートピア自治会から相談を受け、私は平成26年度の市議会決算委員会で、林文子市長らに改善を求めました。事の重大性を認識した林市長が早速国に働きかけ、建築基準法の見直しが実現しました。

　自治会の訴えが市と国を動かし、市内においては28年１月から「横浜市が管理する公共用地に設ける」「延床面積５平方メートル以下」等の条件を満たす防災倉庫は、建築物に該当しないとして確認申請が不要となりました。

　28年１月から本年２月までに瀬谷区において防災倉庫設置許可を受けたのは、橋戸南公園、橋戸原公園、向原第２公園、三ツ境第５公園、阿久和東公園、橋戸３丁目公園の６カ所です。

区休日急患診療所平成31年に移転へ

　私が以前、当時の瀬谷区医師会の田中慎一会長から要望を受け、市と協議してきた「瀬谷区休日急患診療所」が31年までに、二ツ橋町（旧アレルギーセンター跡地）に移転・再整備されることになりました。

　同診療所は発災時の医療拠点。移転後の面積は約２倍になり、救護隊参集や資機材備蓄のために必要な広さを確保できます。駐車場は17台に増える予定で、区民の利便性も向上します。

花上喜代志

瀬谷区三ツ境174

TEL:045-363-9749

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