瀬谷区版 掲載号:2018年10月18日号
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暴力から守る力を子どもに伝えるプログラム「CAP」の普及に努める 下田 幸子さん 五貫目町在住 61歳

奔走するメッセンジャー

 ○…いじめや性犯罪など様々な暴力から自分を守る力を、子どもに伝える「CAP(キャップ)」。アメリカで発祥し、県内では1997年から学校や地域などで展開されている教育プログラムだ。人権の大切さを伝え、権利侵害に対して「嫌だ」と意思表示したり、家族や友達に助けを求める術を伝える。相談の受け皿となる親や教職員の役割も重要で、11月7日には五貫目町の子育て広場で大人ワークショップを開く。「身近な場所でのワークショップ。気軽に参加して下さい」と呼びかける。

 ○…普及団体として神奈川県内で長い歴史を持つ「CAPたんぽぽ」の代表。小学校PTAの仲間などと立ち上げたグループで、20年以上にわたり活動を続けている。CAPの魅力は、その分かりやすさ。子どもワークショップでは、友達から嫌なことをされたり、見知らぬ人に声をかけられた時の対応などを寸劇形式で学ぶため、特に理解しやすいという。普及における自身の役割については「メッセンジャー」と表現。「教えるというと、何か偉そうで。たくさんの人にCAPを伝えたいだけです」

 ○…2人の息子は独立し、孫にも恵まれた。子どもが小さい頃は、不安も多かったそうだ。「学校での話をしてくれなくて、どうしようって」。悩み葛藤したが、愛情の伝え方などを技術として学ぶ「親業」に取り組み、「自分が変わること」に努めた。育児で学んだことは、今も活きている。

 ○…たんぽぽ結成から20年以上が経ち、メンバーのライフスタイルも変わり、「365日CAP漬け」という日々も落ち着いた。今は、児童養護施設などでの活動を主にしている。これからは「保護者に知ってもらわなければ子どもに届かない」として、大人ワークショップに注力していく。

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