県政報告【8】 東日本大震災から8年 瀬谷区選出神奈川県議会議員 田村ゆうすけ
毎年この時期に掲載させて頂いておりますが、私が政治家を目指すきっかけが、8年前の東日本大震災でした。私の生まれは宮城県仙台市であり、親戚は津波にさらわれ8年が経ちました。その後、防災対策を柱に社会福祉・障害福祉・子育て世代支援の取り組みを掲げ、来月で県議会議員として4年が経ちます。
一昨年の本会議一般質問では境川浸水被害対策について質疑し、県土整備局長から「瀬谷区域では、川幅が狭い相鉄線の橋梁付近の約1・1Km区間を優先して護岸整備に取り組んでいく」という答弁を頂き、昨年から護岸整備が始まり、1月24日にも対象地区の住民説明会を開催しました。
福祉的な取り組みでは、3月5日に神奈川県初となる手話駐在所を瀬谷区内に設置し聴覚障害者の方々が安心して住める街作りも進めています。私自身も昨年10月に全国手話検定試験に合格し、共生社会の実現に向けて一歩ずつではありますが努力しているところです。
子育て支援の取り組みでは、医療的ケア児への支援に力を入れています。医療技術の進歩により、新生児の段階で救えなかった子どもが救えるようになった一方で、この子どもたちは身体障害者手帳交付対象外でありながら、毎日医療的行為が必要な状態にあります。小・中学校や、保育所へ通うことのできる仕組み作りを県と度重なる協議の中で進めています。
来年度も、防災対策・社会福祉・障害福祉・子育て世代支援を柱に、瀬谷区民の皆様のご意見を形にしていきたいと思います。瀬谷区の安心・安全のため、そして東日本大震災で身内を失うという、つらい思いを区民の皆様にはしてもらいたく無い一心で、今後も防災対策に努める考えです。
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