連載 地図・絵図で見る瀬谷の生い立ち 第17回 『皇国地誌』にみる瀬谷と周辺集落と生活その5 瀬谷の村の生活〜農業・民業〜文/横浜・瀬谷地図くらぶ 田中常義
土質は『稲・粱(りょう)(あわ)・菽(しゅく)(まめ)ニ不適、麦或ハ桑・茶ニ適、菜蔬(サイソ)(やさい)モ適』とある。田8%、畑62%、山林24%の土地柄、『男ハ農業(319戸)、農・商(23戸)、工業(7戸)』で、『女ハ農間(のうかん)(農業の合間のこと)、養蚕及ビ木綿ヲ紡績シ布ヲ織リ自用(351人)、養蚕、生糸製スルモノ(50人)』となっている。瀬谷村には、学校1・寺院7・旅舗(宿屋)4・人車7・荷車127台・鋳掛屋1・桶職1・大工5・家根師12・杣夫(きこり)2・木挽12・医師及薬剤師1と見慣れない職種が存在した。
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