神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2019年10月17日 エリアトップへ

瀬谷の生き物だより【119】 オオタカ文 :清水道夫(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同上)

公開:2019年10月17日

  • LINE
  • hatena

 上瀬谷の農耕地を散策している時、上空を、陽を受けて下面が白く輝いている鳥が二羽のカラスに追われるように飛ぶ姿が目に入った。すぐにオオタカだと判った。

 オオタカは国内では留鳥で平地から山地の林に生息し、冬から春の繁殖期以外は普通一羽で行動する。体長は雄が50cm、雌は少し大きく56cm程。体色は雌雄ほぼ同色で頭から上面は暗青灰色、目元と眉斑は白い。下面は白く灰褐色の横斑がある。なお、幼鳥は上面が褐色、下面は淡褐色で黒褐色の縦斑があるので区別がつく。餌は鳥類が主だ。自分より大きい鴨や鷺、雉なども襲う。また、ネズミやウサギなども採る。その性質を利用して、昔は鷹狩に使用された。

 二十年程前にはオオタカは絶滅危惧種として騒がれ、森林開発の際には必ずと言ってよいほど問題になった。その後野鳥の会やその他の活動もあって世間の環境に対する見方に変化もあり、現在は数の減少に歯止めがかかったと言われているが果たしてどうだろう。
 

瀬谷区版のコラム最新6

瀬谷の生き物だより 170

キクラゲ文:山村卓也(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより 170

3月21日

瀬谷の生き物だより 169

カイツブリ文:清水道夫(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより 169

2月15日

瀬谷の生き物だより 168

ハラン文:山村卓也(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)、宇佐美伸子(同)

瀬谷の生き物だより 168

1月18日

瀬谷の生き物だより 167

クロヤツシロラン文:山村卓也(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより 167

12月21日

瀬谷の生き物だより166

ピラカンサ文:清水道夫(瀬谷環境ネット) 写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより166

11月16日

瀬谷の生き物だより165

ワレモコウ文:山村卓也(瀬谷環境ネット) 写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより165

10月19日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook