瀬谷区剣道連盟の会長に就任した 籾山 孝明さん 北新在住 72歳
視野広く、物事捉え
○…区内に7つの支部を持ち、稽古や指導者の養成、区内外の大会運営を担う瀬谷区剣道連盟。戸塚区から分区する前より「瀬谷剣友会」として存在し、1969年に同連盟が誕生した。昨年50周年を迎え、51年目の一歩を踏み出すタイミングで6月に会長に就任。「自分より前の会長たちには長くお世話になった。その力をいただきながら頑張りたい」。会員228人をまとめる存在として気を引き締める。
○…新型コロナウイルス感染症の影響で行事の中止が相次ぐ中でも、稽古や大会を再開できるように奔走する。剣道は攻める際に相手との距離が近くなることから、できるだけ素早く離れるように呼び掛けたり、布マスクに加え飛沫防止を目的としたカバーをつけるなどの対策を実施。熱中症対策にも注力する考えで、「それぞれの対策を両立させるのは大変だけど、これから先も剣道を続けてほしいから」と思いを語る。
○…生まれも育ちも瀬谷区。瀬谷小学校入学時に、父親から防具を渡され剣道を始めた。瀬谷剣友会の発足者でもある父の稽古姿を見ていたため、剣道は身近な存在。横浜市で中学校の英語教諭となったあとも、剣道部の指導者として研鑽の日々を送り、今では教士7段の実力を持つ。「いきなり始めた剣道が人生の半分以上を占めることになるなんてね」。
○…剣道には、遠い山を見るように相手の全体をみる「遠山(えんざん)の目付」という教えがある。剣道を続けたことで得たものの一つで、物事を見る視野が広くなったという。そんな精神のもと、若い世代の意見も取り入れて同連盟を盛り上げたい考えだ。「歴史や伝統があるからこそ、会員一人ひとりが瀬谷区の剣道を作っていく意識を持ってほしい」と呼び掛ける。
瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。 https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html |
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