瀬谷区更生保護女性会の会長を務める 北井 榮さん 区内在住 71歳
会員と共に歩み進める
○…非行防止や犯罪をした人たちの立ち直りを支援する瀬谷区更生保護女性会。1969年発足のボランティア団体で、現在は100人超の会員が毎夏の社会を明るくする運動に伴うキャンペーン、1971年から続くひまわりバザーでの啓発、更生保護施設の訪問などに取り組む。新会長として、「皆さんに支えてもらっています」と会員への信頼を口にする。新型コロナウイルス感染症の影響によって活動自粛が続いていたが、6月に再開。「会えない期間が長かった。元気で安心しました」と胸を撫で下ろす。
○…民生委員になったことがきっかけで、1993年から同会で活動。同年代は少なかったが、先輩たちの指導を受けて徐々にのめり込んだ。27年が経った今は「とにかく楽しい」。イキイキと取り組む”仲間たち”の姿が刺激になり、活動の原動力になっている。
○…八丈島の出身。今の快活な様子からは想像しにくいが、小さい頃は大人しく内気な性格だった。本が好きで、図書室の本を読破したり、源氏物語を原文で読んだことも。変化は、結婚に伴い移り住んだ瀬谷区で自治会長などを務めるようになってから。人前で話す時に緊張しなかったり、人と話すことが好きだったりと新たな一面を発見した。「振り返れば、小さい時に島の大人たちの前で歌ったりしていました。素質はあったのかもしれませんね」
○…会長として大仰に構えるのではなく「一緒に考えよう」と、会員と目線を揃えて事業を進めていく。設立から50年が経ち、事業のなかには、当たり前の事として続き古くなった事柄もある。「皆さんのアイデアを聞きながら少しずつでも変えていければ」と、時代の変化に柔軟に対応していく考えだ。
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