阿久和北部見守り合いの集い運営委員長を務める 高岩 敏和さん 阿久和西在住 69歳
繋がる心、地域に灯す
○…子どもから大人まで幅広い世代が地域で繋がることを目的に原中学校で毎年11月に開催している「阿久和北部見守り合いの集い」。13回目の今年は新型コロナの影響で場所を阿久和向原第二公園に変更し、七夕灯篭祭りで使用している灯篭を並べるなど形式を変えて11月7日に実施する。最後まで開催するか迷ったというが、「全員で意見を出し合った。毎年続いているものだからこそ僕らの思いを灯篭に灯して次につなげたい」と意気込み、新しい生活様式での集いに挑戦する。
○…見守り合いの集いには第3回から運営に携わり、阿久和北部連合自治会の会長としても今年で10年目となる。各自治会をまとめる存在として大切にしてきたのは、人との交流だ。「色んな人とたくさん関わることで、お互いに分かることが増えていくから活動しやすくなる」。活動を重ねるごとに一人ひとりと向き合い、地域のつながりを支えてきた。
○…大和市出身。米屋でのアルバイトや飲料の配達などをしながら過ごした中学時代から、人と話すことや誰かと集まることが好きだという。20歳から横浜高島屋で働き、接客や商品検品なども担った。同じ職場で働いていた妻と20代で結婚し、瀬谷区へ。婦人服エリアにいたこともあり、自ら服を選び妻にプレゼントしたことも。「僕が選ぶとよく似合っていたんだ」と亡き妻との思い出を振り返る。
○…コロナ禍でも前向きでいることを忘れず、ゴルフに汗を流したり、自治会役員の仲間や地域住民との交流は絶やさない。「自分のやる気につながるし、仲間がいると元気を貰える」とし、「何事もやってみなくちゃ分からない。コロナには負けないよ」--。優しい瞳の奥に温かな思いを抱く。
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